信じる者は救われる・良縁に恵まれた娘の話

巷では、恋活婚活・妊活などいろいろ流行ってますね。デリケートな問題なので、本人よりも周囲の方が気をもんでいます。こんなお話はいかがでしょうか?

炭焼長者  あらすじ

長者の家に器量よしの娘がいましたが、二十歳になってもご縁がありません。長者夫婦は、娘の一生の問題について心配していました。

お坊さんが托鉢にやってきました。長者夫婦は、早速娘の縁談について相談しました。お坊さんは言いました。「山奥に大鍋村というところがある。そこには太三(たぞう)という炭焼きがおって、お嬢さんはこの男とご縁があると決まっている。二人の住むところが離れすぎて、橋渡しするものがいなかっただけだ。」

娘はそう聞き、自分で太三のもとを訪ねようと決めました。しかし、長者夫婦は、そんなに遠く険しい道を娘一人で行かせたくありませんでした。お坊さんは言いました。「お嬢さんがどうしても行きたいのなら、このお札を持っていきなさい」。お坊さんは娘に一枚のお札をさずけ、長者夫婦はひと塊の金を与えました。そして、娘はお札と金を携え、たった一人で旅立ったのです。

娘は足早に山へ入っていきます。しばらくして、村の入り口にたどり着きました。道端に三人の男が立っていました。娘が尋ねました。「大鍋村の太三という人はどちらにお住まいか知りませんか」。男らは、太三は向こうの家にいると教えてくれました。

その家に行くとちょうど、真っ黒い顔をした男が炭を背負って山から下りてきました。娘は急いで近づき言いました。

「あなたが太三様ですか」「そうだ」。「今夜は泊まるところもなく、もう暗いので、どうか一晩、泊めてください」。娘は頼みました。

「いや、こんなにきれいな娘さんを、ボロ家に泊められるものか!おらの家は汚いし散らかってるし、それに食わすものもねえ」。

「かまいません、私は何もいりませんので、どうかひと晩泊めてください」。そこで、太三は娘を泊めることにしました。娘と太三は、アワやヒエでこしらえた団子を食べながら、話をしました。

「太三様には、嫁をもらうあてはありますか」。「おらには嫁なんて来ない」。

「それなら、私を嫁にしてください」。「おらのような貧乏暮らしの若造に、お前のようなきれいな嫁が来るなんて、そんないい話があるものか!」。「いえいえ、どうか嫁にしてください」。娘がそう言い張るので、太三は娘を嫁にもらいました。

次の日の朝、太三は炭を背負って、「これから町に行って米に換えてくる」と言いました。すると娘は両親にもらった金塊を出して言いました。「これも持って行って、米に換えてきてください」。「こんなもんを欲しがる人がいるかな」。太三は半信半疑で、金を手に町に出かけました。

しばらくすると、太三は家に帰ってきました。娘はさっそく尋ねました。「金は、米に換えてもらえましたか」。「米に換えた。あんな石ころのほうが、おらの炭よりもよっぽどたくさんの米に換えられた。おもしろいもんだな。あんな石ころが米と換えられるなんて。おらが炭を焼くところには、あんな石ころはいくらでもある。

娘はびっくりして言いました。「それでは明日、そこへ連れて行ってくださいな」。こうして次の日、太三は娘を炭焼き小屋に連れていきました。果たして、そこは金がピカピカ光っている金山だったのです。それから二人は財産を築き、長者となりました。太三も、顔にこびりついた炭を落としてみれば、たいそういい男になったということです。

めでたしめでたし、ですね。このお話について、二つの感想を持ちました。

  • 朝ドラのゲゲゲの女房みたい  人の指示に素直に従い、貧しさを愚痴らず、明るく生きていく。…、いつまでも不景気風と閉塞感の漂う現代、長者の娘や、漫画家の水木しげる・文枝夫婦を見習いたいものです。
  • 一生懸命に焼いた炭がわずかな米にしかならない   自然の産物の金の方が高値である。なんだか、痛烈な皮肉に思えました。

学習中の中国語版 一

从前,有个大户人家的姑娘,生得如花似玉。然而,她年已二十,仍未出家。父母一直为她的终身大事发愁。

一天,

有个和尚前来化缘,姑娘的父母便向和尚询问姑娘的因缘。

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